パンク農民ナカムラの名盤紹介!
シャム69 「Tell us the truth」
おつかれさまです〜!パンク農民のナカムラです👨🌾
今日もかっこいいロックをおさがしですね!
シャム69というバンドをご存知ですか?ロンドン郊外のハーシャムという町で、1976年に結成されたパンクロック・バンドです。
彼らは、ガーゼシャツやボンテージパンツを着たり、実験的な音を出したり、、そんなパンクではありませんでした。普段着で、みんなが歌えるメロディをストレートに演奏する。シンプルで男らしい。そんなバンドです。
ナカムラがこのバンドを知ったのは、「D・O・A」というパンクのドキュメンタリー映画でした。そのなかで「Borstal Breakout」を演奏するバンドにノックアウトされてしまいました。
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シャム69
1968-69シーズン、彼らの地元のフットボールクラブのウォルトン・アンド・ハーシャムFCが大活躍しました。そのときサポーターがスタジアムの壁に落書きした「ウォルトン・アンド・ハーシャム1969」(ウォルトン・アンド…の部分は、雨風にさらされて消えていました)。これがバンド名となりました。
そんなこんなで、彼らはフットボール・スキンヘッズに支持されました。スキンヘッズとは、1960年代にモッズから派生したスタイルです。
モッズから中性的な部分を取り除き男らしく、地元の仲間やフットボールクラブを愛する丸刈り軍団です。
ドクターマーチンのブーツ、ベン・シャーマンのボタンダウンシャツ、フレッドペリーのポロシャツ、すごく目立つサスペンダー。彼らが好んで身につけたのは、清潔に見えて、男らしくて、ケンカしても破れにくい、そんなアイテムでした。
強すぎる地元愛は、ときに排他的な行動になることがありました。移民の人たちへの暴力などから、スキンヘッズは人種差別主義者といわれるようになっていきます。
芝居じみていくロンドンパンクに対して、自らも労働者階級のジミー・パーシーは、労働者階級の若者たちのリアルな声を代弁します。
そうした姿勢も、スキンヘッズに支持されることになります。
シャム69のサウンドと主張は、パンクスからも支持されます。
しかし、その2派の考え方の違いから、彼らのライブではパンクスとスキンヘッズのけんかが絶えませんでした。
そんなシャム69の1stアルバム、「Tell us the truth」を紹介します。
「Tell us the truth」
このアルバムは、1977年に発表されました。全13曲、前半はライブ録音、後半はスタジオ録音という形になっています。
A面のライブ。ものすごく生々しいファンとのやり取り。大合唱です!
どの曲もファンと一緒に歌うことを前提に作られたような、感情むきだしのストレートな曲がつづきます。
ナカムラは②「Rip Off」が大好きですね!燃えます!
高まっていく人気のなか、集まるスキンヘッズのファンたち。ライブでのパンクスとのけんかはひどくなるばかりか、ときに暴動になってしまったそうです。
メンバーのジミー・パーシーは、争うキッズたちに連帯を求めました。。彼らの最も有名な曲に「If the kids are united」という曲があります。
「俺たちが一緒に立ち上がれば、それが始まりになるはずだ/若者たちが団結すれば、決してバラバラになることはない」と。
熱いですね!しかし、その争いは終わることがなく、バンドもモチベーションを持続することができません。責任を感じたジミーはバンドを解散させます。
彼らのシンプルでストレートな感情むきだしイケイケスタイルは、後に続くバンドたちに引き継がれます。
パンクは多様化していき、ニューウェーブと呼ばれるようになっていきますが、「oi!」と呼ばれる荒くれバンドたちによって、ビート・パンクは生き続けます。
ちなみにこのアルバムには「If the kids are united」は入っていません。この曲は「Adventures of the Hersham Boys」に収録されているので、そちらもぜひ聴いてみてくださいね。
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