RAMONESの名盤5th『END OF CENTURY』を紹介!

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音楽

RAMONESの名盤5th『END OF CENTURY』を紹介!

今日もかっこいいロックンロールをお探しですね?

RAMONESの傑作5thアルバム『END OF CENTURY』はお聴きになりましたか?

パンク農民ナカムラです。パンクが大好きで聴き続けて30年経ちました。パンク&農作業を愛する老犬です☠️
本日はナカムラおすすめのラモーンズ、1980年発表の5th ALBUM、『END OF CENTURY』を紹介させてください!

RAMONESの名盤5th『END OF CENTURY』を紹介!

このアルバムは1980年に発表されたRAMONESの5thアルバムです。プロデューサーはフィル•スペクター!ビートルズのラスト・アルバム『レット・イット・ビー』やジョン・レノン の『ジョンの魂』『イマジン』『ロックンロール』など、そのほかにも数多くのヒットアルバムをプロデュースした超大物です。

フィル・スペクターの仕事が賛否両論なのは、いままでのラモーンズのレコードと比べると別のバンドというぐらいに手を加えているからだと思います。レコーディング中に銃を振り回しメンバーを脅迫するなど、事件だらけの制作現場だったようです。

1〜3枚目が好きな、いままでのラモーンズファンからしたら「こんなのラモーンズじゃない」って感想かもしれません。カヴァー曲「ベイビー、アイラブユー」なんかは今までのラモーンズとはかなり違う感じがします。

ロネッツの「Baby I Love You」

でも、この全体を包んでいるキラキラ感がラモーンズの曲にピッタリくるんです!好みの話をすると1〜3枚目の剥き出しのロックが大好きではありますが、このアルバムはラモーンズの持っているスーパーポップの部分がしっかり料理されていていいんですよね〜。
全体がキラキラ感が漂っているとはいえ、ロックアルバムじゃないかとるいえばそうではありません。ロックです!

「ドゥ・ユー・リメンバー・ロックンロールレディオ」や「ロックンロール・ハイスクール」のような代表曲もはいっていますし、そして「Danny Says」、、、優しすぎて泣けてきます。

「チャイニーズ・ロック」は、ジョニー・サンダースの曲だとおもっていました。亡くなる前に「Dollマガジン」(2001年、4月No.164 )のインタビューにディーディーが答えていて、「チャイニーズ・ロックは自分が書いた」といっていました。

Chinese Rocks – Johnny Thunders & The Heartbreakers (Live)

 

「The Return of Jackie and Judy」「Let’s Go』と最高のラモーンパンクがつづき、「Baby I Love You」☠️

早くてストレートな曲を求めていた若いときは理解できなかったのですが、おっさんになって聴くとジョーイのヴォーカルが味わい深いです。スキップしてごめんなさい。

ここからラストまでラモーンパンク全開で、「This Ain’t Havana」「High Risk Insurance」「Rock ‘n’ Roll High School」畳みかけます!

『END OF CENTURY』

1、Do You Remember Rock’n’Roll Radio?   3:51

2、I’m Affected  2:55

3、Danny Says  3:09

4、Chinese Rock  2:30

5、The Return of Jackie and Judy  3:14

6、Let’s Go  2:34

7、Baby I Love You  3:49

8、I Can’t Make It on Time  2:33

9、This Ain’t Havana  2:18

10、Rock ‘n’ Roll High School  2:41

11、All the Way  2:30

12、High Risk Insurance  2:08

 

部屋の片付けをしていたら、1995年のクロスビート(シンコーミュージック)が出てきました。およそ25年前の雑誌です。この本が出た時、メンバーはみんな生きていました。ジョーイ・ラモーンによる1st『RAMONES』〜『ACID EATERS』までアルバムの解説が出ていました。

今となってはとても貴重な記事なので、引用しながらRAMONESの5thアルバム『END OF CENTURY』を紹介していきますよ!

以下、ジョーイ•ラモーンのアルバム解説の引用です。それではどうぞ!

 

これは••••••もう、全くの気狂い沙汰!プロデューサーのフィル•スペクターは確かにある意味天才だったが、限りなく狂気にも近かった。奇才と言ったらいいかな、天才と気狂いは紙一重ってのを地でいってた人だよ。ヘドが出るほど嫌なやつなのに、間違いなく才能はある。フィルが俺たちの前に手掛けた作品は、確かジョン•レノンの「ロックンロール」だったっけかな。手堅いプロデューサーで、世界中でヒットを出しまくってた。で、俺たちがロサンゼルスでプレイする時は毎回観に来てて、「グレイトなアルバムを作りたいか?」って言ってきたんだけど、実際、彼はヒステリックだったし苛々させられ通しだったんだ(注:それまで1日で何曲もレコーディングしていたラモーンズ が、①のオープニングだけで10時間以上かけるフィル•スペクターの手法にうんざりした、なんてエピソードもある)。
このアルバムは評価が極端に割れてて••••••凄く好きだって奴もいれば大っ嫌いって奴もいる(笑)。でもさ、何事も経験からの学習じゃないか。ひょっとしたらこんな風に感じているのは俺だけかもしれないが••••••いや、マークもそうかもな、彼と仕事できたのは結果的にいい経験だった。いろんなことを学んだって点だけでもね。彼は彼にしかできない方法で曲に処理を施すだろ?もしどこか他のプロデューサーに任せてたら決してこうはならなかったし、全然違うものになってたはずだ。ここに入ってる曲じゃ③は俺が書いた曲で、これとか①とか、結構誇りに思ってるのもあるし••••••フィルを起用してよかったんじゃないの、俺は満足してるよ。

クロスビート増刊 Vol.1 1995 P185 インタビュー 大谷英之 通訳 ブライアン•バートン•ルイス/田村亜紀 シンコーミュージック

 

若者時代、剥き出しのロックではなく「加工されまくってる」だからラモーンズぽくないと感じていましたが、改めて聴くとどの曲もいいし、キラキラ感もラモーンズにあってるし大好きになりました。

これも「これぞラモーンズ」というアルバムですね!ジャケットも王子っぽくていいですし!ライダースは着て欲しかったですが、、、😅フィル・スペクター恐るべしです💦

生々しいザラザラしたパンクが苦手な人でも、このアルバムならパンクの入り口にオススメできます。
キラキララモーンズの最高のアルバム、「エンド・オブ・センチュリー」ぜひ聴いてみてください!自信を持ってオススメです。
読んでいただきありがとうございました!

 

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ぜひ無料お試し期間を使ってみてくださいね!いいの揃ってますよ!

「エンド•オブ•センチュリー」です。

フィル•スペクターさんの作品集なんかもあります。

 

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