伝説のパンクバンド、RAMONESの1stアルバム「RAMONES」を紹介!

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音楽

伝説のパンクバンド、RAMONESの1stアルバム「RAMONES」を紹介!

 

NY PUNKの伝説バンドRAMONES!聴いたことがありますか?

 

ハードなパンクは苦手だという人でも「RAMONESはOK!」という人がぼくの周りにはたくさんいます!ポップでスピーディー、エネルギッシュなこのアルバム。余計なモノを全て削ぎ落としてロックのロックな部分だけを集めたようなアルバムです。

 

部屋の片付けをしていたら、1995年のクロスビートが出てきました。およそ25年前の雑誌です。この本が出た時、メンバーはみんな生きていました。ジョーイ・ラモーンによる1st『RAMONES』〜『ACID EATERS』までアルバムの解説が出ていました。
今となってはとても貴重な記事なので、引用しながらRAMONESの1stアルバム「RAMONES」を紹介していきますよ!

RAMONES(邦題・ラモーンズの激情)

収録曲

1.ブリッツクリーグ・バップ ”Blitzkrieg Bop” (2:13)
2.ビート・オン・ザ・ブラット ”Beat on the Brat”(2:32)
3.ジュディ・イズ・ア・パンク ”Judy Is a Punk”(1:32)
4.アイ・ウォナ・ビー・ユア・ボーイフレンド ”I Wanna Be Your Boyfriend”(2:24)
5.チェイン・ソウ ”Chain Saw”(1:56)
6.スニッフ・サム・グルー ”Now I Wanna Sniff Some Glue”(1:36)
7.ダウン・トゥ・ザ・ベイスメント ”I Don’t Wanna Go Down to the Basement”(2:40)
8.ラウドマウス ”Loudmouth”(2:15)
9.ハヴァナ・アフェアー ”Havana Affair”(1:57)
10.リッスン・トゥ・マイ・ハート ”Listen to My Heart”(1:58)
11.53rd&3rd ”53rd & 3rd”(2:21)
12.レッツ・ダンス ”Let’s Dance”(1:52)
13.ウォーク・アラウンド・ウィズ・ユー ”I Don’t Wanna Walk Around with You”(1:43)
14.トゥモロウ・ザ・ワールド ”Today Your Love, Tomorrow the World”(2:17)

 

14曲、29分04秒!ショートなポップソングの連打です!

以下、ジョーイ•ラモーンの『RAMONES』解説の引用です。

 

 これはニューヨークのレディオ・シティミュージックホールっていう、ロケーションからしても相当妙なところでとった。俺たちがやりたかったレコーディングは、ちょうど、ビートルズのファースト・アルバムみたいに、ベースとドラムスをステレオの片方のチャンネルに入れて、もう片方にギターとヴォーカルを入れて••••••ていう一種実験的なものなんだ。当時のやり方としてはあまり一般的じゃなかったし、結果的にその試みが上手くいったとは言い切れないにしろ、ファーストアルバムにしちゃオリジナリティのあるアルバムに仕上がったと思う。

 

俺たちの書く曲はどれを取っても基本的に、実体験を基にして書かれたもので••••••バンドを結成した当初っていうのは、みんな何となく身の置き所がないような感じだったんだ。俺たちが子供の頃聴いてた音楽にはワクワクさせる何かがあったのに、ディスコもんとかが流行やってて、ロックンロールには特別な輝きや興奮なんてものはなくなり、シーンは死んだも同然だった。それに対して半ば反動のような形でバンドを始め••••••ロックンロールが持ってたはずのエキサイトメント、楽しさ、スピリット、エネルギー、エモーション、チャレンジ精神、ハードさ、スピードーーーこういった失われたものをもう一度、俺たちは取り戻させたかったのさ。

 

メンバー全員がそれぞれ自分のスタイルを、バンドに持ち込んで作り上げたんだ。アルバムのジャケットは俺たちが普段着てたままのものだけど、何かはっきりしたイメージは持ってたな。

 

クロスビート増刊 Vol.1 1995 P184 インタビュー 大谷英之 通訳 ブライアン•バートン•ルイス/田村亜紀 シンコーミュージック

このアルバムは、1976年4月に発表されました。この年の2月に7日間でレコーディングされたそうです。

ラモーンズの代表曲『ブリッツクリーグ・バップ』で始まります。この曲は、いまだに色んな場面で聴きます。テレビを見ていると、冬のオリンピックの会場でかかっていたり、メジャーリーグの球場でかかっていたり。どうやらニューヨーク・ヤンキースの試合でよくかかっているようです。

 

そして「ビート・オン・ザ・ブラット」という曲。
○BRAT〈侮蔑的〉〔うるさい・行儀の悪い〕がき、子ども、ちび
「うるさいガキをバットで叩け、オウイヤ!」と歌ってます•••

メンバーたちはどんな生活をしていたのでしょうか?

 

ハヴァナ・アフェアー、歌詞はよくわからないのですがメロディがかっこいいパンクソングです。ジョーイのヴォーカルが素敵です。

じつは、スローな「アイ・ウォナ・ビー・ユア・ボーイフレンド」は、若い頃苦手でいつもスキップしていました。改めてしっかり聴くとよかった!年を重ねてわかるものもあるってことですね。

 

トゥモロウ・ザ・ワールド、この終わり方も映画みたいで好きです。元気がでます。

1枚目なんですが、すでにRAMONESのスタイルが出来上がっています。お金をかけず短時間で仕上げていますし、音も悪いし、アレンジもシンプルを飛び越えて短調にも聴こえます。

 

しかし、ここから活動を停止するまでずっと変わらないラモーンズ節が1stアルバムの時点で出来上がっているのです。「技術がなかったからプレイできる曲を自分らで作るしかなかった」ジョニーはそう言っていましたが、こうしてオリジナルなパンクロックは作られたのですね。驚きですね。

ジャケットもかっこいいし、(このジャケットではディーディーがダブルのライダースを着ていなくて違和感がある•••)眺めるにも聴くにも最高のパンクアルバムのひとつだと思います。リマスター盤にはたくさんボーナストラックが追加されています。すでに持っていても欲しくなってしまいますね。

ぜひ、『RAMONES』を聴いてみてください!読んでいただきありがとうございました。

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