RAMONES,名盤6thアルバム「PLEASANT DREAMS」を紹介!
みなさま、お疲れさまです。今日もかっこいいロックアルバムをお探しですね!
RAMONESの「Pleasant Dreams」をご存知ですか?
このアルバムはRAMONESの6枚目のアルバムで81年に発表されました。スーパーポップ「KKK」が収録されています。誰の作った曲なのか、作曲者がはっきりと書かれるようになりました。
ヒットアルバムが欲しいレコード会社は、プロデューサーを指名します。ラジオ・ヒットを狙っていたと言う割には、ハードで重いオープニングです。バンド内の雰囲気を表しているのでしょうか? この頃、「ジョーイの愛する女性をジョニーが奪ってしまう」という事件が起きます。
これは有名なエピソードなのですが、「KKK」はジョニーに「あてつけのため」書かれたといいます。(詳しくは、いろんなところで書かれているので見てみてくださいね)正直、こんな揉め事があったらバンドを続けることは難しかったと思うのですが、、、
このエピソードを想像しながら「KKK」を聴いてみてください(汗)
PLEASANT DREAMS
1. We Want The Airwaves
2. All Quiet On The Western Front
3. The KKK Took My Baby Away
4. Don’t Go
5. You Sound Like You’re Sick
6. It’s Not My Place (In The 9 To 5 World)
7. She’s A Sensation
8. 7-11
9. You Didn’t Mean Anything To Me
10. Come On Now
11. This Business Is Killing Me
12. Sitting In My Room
部屋の片付けをしていたら、1995年のクロスビート(シンコーミュージック)が出てきました。およそ25年前の雑誌です。この本が出た時、メンバーはみんな生きていました。ジョーイ・ラモーンによる1st『RAMONES』〜『ACID EATERS』までアルバムの解説が出ていました。
今となってはとても貴重な記事なので、引用しながらRAMONESの6thアルバム『Pleasant Dreams』を紹介していきますよ!
以下、ジョーイ•ラモーンのアルバム解説の引用です。それではどうぞ!
これを最初、俺たちは自分たちでプロデュースしたいと言ったんだけど、レコード会社が「やめろやめろ、おまえらに任せていいものができるわけがない」って許可出さなくてさ。
その頃、ジョニー・サンダースのアルバムを聴いててそれを手掛けたスティーブ・リリーホワイトのプロダクションが気に入ってたんで、次に俺が「じゃあこいつはどうだ?」って言っても、彼はまだうんと初期の頃だったんで実績がなくてダメだった。
同じ時期に俺たちはマネージメントを代わったばかりで、「ちょっとは違う路線のプロデューサーを選んでみるのもいいかな」とは思ってたんだけど、マネージメントの連中は何をトチ狂ったか、いきなり(10ccの)グラハム・グールドマンを起用しようと言い出したんだ。俺たちにヒット・アルバムを作らせたかったんだろう、彼は昔からいい曲をたくさん書いてたからな。
レコーディングは全曲ニューヨークでやって、俺のヴォーカルだけはグラハムと一緒にロンドンまで行って録り、ミックスだの何だのって作業は向こうでやった。彼には彼特有の物の見方やアイディアがあるにしろ、作品に関して一番知ってるのはアーティスト自身だろう?でも彼の頭の中じゃ、最終決定権は常にプロデューサーに帰属するんだ。たとえアーティスト側と意見が食い違っててもね。
そんな状況の中で、俺たちは俺たちなりにベストを尽くしたものの、曲によってはプロダクションの面でアグレッシブさなんかがかけてる気がする。それがこのアルバムに対する俺の見解だよ。
クロスビート増刊 Vol.1 1995 P185 インタビュー 大谷英之 通訳 ブライアン•バートン•ルイス/田村亜紀 シンコーミュージック
ジョーイが起用したかったスティーブ・リリーホワイトは、1977年から活動しているイギリスの音楽プロデューサーです。グラミー賞を5回、大英帝国勲章を受賞している名プロデューサーです。ジョニー・サンダースの「so alone」、ローリング・ストーンズの「Dirty Work」、ブルース・フォクストン(the jamのベーシスト)のソロアルバム「touch sensitive」、スージー&バンシーズ「Hong Kong Garden」なんかをプロデュースしています。彼の作った「pleasant dreams」も聴いてみたかった気もしますが、、、
結局、プロデューサーに決まった10ccのゲイリー・グールドマン。ヤードバーズやホリーズに曲を提供する作曲家であり、みずからモッキンバーズというバンドを率いていました。10ccのオリジナルメンバーです。「ラバー・ブレッツ」”Rubber Bullets”は全英1位を獲得しました。
「I’m not in love」はきっとあなたもが聴いたことがあるはずです。10ccの曲です。
81年代に入りパンクロックもどんどんハードになっていき、その影響でRAMONESもハードになっていったのでしょうか?それともアルコールやドラッグでバンド内がゴタゴタしていたから?「彼女をとった、とられた」の件が原因?ジャケットアートもいつものかっこいいバンド写真ではないですし少し残念ですが、良い曲が多いしたくさん聴いたアルバムです!
このあともまだまだRAMONESは続いていきます、、、「PLEASANT DREAMS」ぜひ聴いてみてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
↑農民ナカムラは、amazon music unlimitedを利用しています。アルバム1枚を買うより安く、聴き放題です。Ramonesのアルバムも聴くことができますよ!
今なら3ヶ月無料で試すことができます。ナカムラもこの無料期間を使って試してみました。
気に入らなかったら、無料期間が終わるまでに解約すればお金もかかりません。
この機会に、ぜひ使ってみてくださいね!
コメント