パンク農民ナカムラの名盤紹介!
Joy Division 「Unknown Pleasures」
おつかれさまです〜!パンク農民のナカムラです👨🌾
今日もかっこいいロックをおさがしですね!Joy Division というバンドをご存知ですか?
ヴォーカルのイアン・カーティスが亡くなってしまい、活動期間は短く発表した作品も少ないですが、重く暗い影を持った印象的なサウンドを聴かせてくれます。
ナカムラは、その冷たく暗い音を受け入れることができず、長いことほったらかしにしていました…
機会があり改めて聴き直してみると、密室で録音された音の中に温度というか、命を感じてしまいました。
すばらしいこのバンドの1枚目のアルバム「Unknown Pleasures」を紹介しますね!
Joy Divisionの始まり
セックス・ピストルズが初めてマンチェスターにやってきた76年6月。このとき、ピストルズをマンチェスターに招聘したのは、ピストルズに刺激されてバンドを結成したバズコックスのメンバーでした。
このツアーを観たバーナード・サムナー(g)とピーター・フック(b)はバンドを結成します。
そしてそこに加わったのが、ピストルズのライブ会場に居合わせたイアン・カーティス(vo)でした。
話はそれますが、このライヴ会場に集ったわずか40人ほどの観客の中には、バーナード・サムナー、ピーター・フック(ジョイ・ディヴィジョン)、マーク・E・スミス(ザ・フォール)、モリッシー(ザ・スミス)、ロブ・グレットン(後にジョイ・ディヴィジョンのマネージャー)、トニー・ウィルソン、マーティン・ハネット(ファクトリーレコード創業者)ミック・ハックネル(シンプリー・レッド)などがいました。
バンドはスタートしましたが、バンド名とドラマーがなかなか決まりません。そうしているうちに、デビューライブが決まります。バズコックスの前座として出演するこのライヴに、バンドはワルシャワ(WARSAW)と名乗ります。このバンド名は、デビッド・ボウイのアルバム「LOW」に収録された曲から取られました。
その後、何人かドラマーが交代したあと、スティーブン・モリス(ds)が加入します。
78年、似た名前のバンドがロンドンにいるという理由で「ジョイ・ディヴィジョン」に改名します。
ワルシャワ時代の音は、「JOY DIVISION/WARSAW LIVE IN ENGLAND 1977/1978」などで聴くことができます。この頃の彼らは、ストレートで熱いパンクロックをやっていたことがわかりますね。
Joy Division 「Unknown Pleasures 」
さて、「Unknown Pleasures 」です。
このアルバムは、ジョイ・ディヴィジョンの1stアルバム。ポスト・パンクの名盤とされています。
ストックポートのストロベリースタジオで1979年4月に録音されたこのレコードは、ファクトリーレコードから、1979年6月15日にリリースされました
プロデューサーはマーティン・ゼロ・ハネット。彼はファクトリーレコードの共同経営者であり、数多くのレコーディングを行っています。バズコックスの「スパイラル・スクラッチ」も彼のプロデュースした作品です。
マーティン・ハネットは、メンバーに合わせていくというより、自分のやり方を全面に出していくタイプでした。また、バンドが彼にサウンドについて意見することもなかったようで、バンドはミックスに立ち会わずハネット1人で行いました。
この不気味な響きと機械的なサウンドは、イアンとスティーブンは気に入ったようですが、バーナードとピーターは気に入りませんでした。ベースとギターが抑えられたこの音では、バンドの攻撃性やエネルギーを感じられないと感じたようです。
ぼくの感想も同じで、まずこのエネルギーを感じさせない機械的なビート、地下室のように響くサウンドは聴いていて不安になってしまいました。クラッシュやダムドのような、熱いエネルギーを感じることができませんでした。
「パンクの名盤」の文句につられて購入した20代はじめの頃、それまで聴いていたパンクの乱暴さ、熱さ、やかましさを期待していたので、完全にすかされましたね!
「Les Bains Douches」のようなライブ盤を聴くと、彼らのライブとこのアルバムの違いに驚きます。
このレコードでは、ジョイ・ディヴィジョンの曲の破滅的で息の詰まりそうな部分のニュアンスを強めているのです。電話線を通してヴォーカルを録音したり(Insight)、エレベーターや瓶の割れる音、抑えたギターとベース、井戸の底で録音されたようなエフェクトがかかったヴォーカルとドラム。いろいろと実験的な試みでライブとは違う魅力を表現しています。
速く、短く、うるさく、乱暴。そんなパンクのイメージとは違いましたが、曲も詩も美しく、その部分を冷たい音で聴かせてくれます。イアン・カーティスが亡くなったあと、残された3人のメンバーはニュー・オーダーを結成し活動を続けていきます。
当時のJoy Divisionの様子は、「Control」という映画にもなっていますし、マンチェスター・シーンの様子も「24アワー・パーティピープル」という映画になっています。
ぜひ一度聴いてみてくださいね!
これからも、カッコいいパンクバンドやアルバムを短くサクッと紹介していきます。
今回紹介した「Unknown Pleasures」はもちろん、今日紹介した「JOY DIVISION/WARSAW LIVE IN ENGLAND 1977/1978」、「Les Bains Douches」など、amusic unlimitedでは、内容がかぶっているものもありますが、Joy Divisionのアルバム43枚を聴くことができます。
今ならお試し期間がついているので、無料で使ってみるチャンスです。
ナカムラも無料のお試し期間を使って試してみました。いいのが揃ってますよ!
お気に召さなかったら、お試し期間中に解約してしまえばお金もかかりません。
ぜひ、amazon music unlimitedでJoy divisionを聴いてみてくださいね!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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