パンク、モッズ、ロッカーズ!ジョン・サベージ著『イギリス「族」物語』を紹介します!

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パンク、モッズ、ロッカーズ!ジョン・サベージ著『イギリス「族」物語』を紹介します!

ヤンキー
ヤンキー

パンクスってどんな人たち?モッズ?ロッカーズ?何それ?

パンクギャル
パンクギャル

かっこいいスタイルを持ったユースカルチャーを知りたい!

↑こんな疑問にお答えします!

 

みなさま、お疲れさまです。パンク農民ナカムラです。
今日は、ジョン・サベージさんの書いた『イギリス「族」物語』を紹介したいと思います。

ナカムラは30年パンクを聴き続けてきました。今はパンクオンリーではないのですが、、、☠️

 

『イギリス「族」物語』を紹介します!

イギリスではパンクやモッズなど、若者のスタイルが数多く生まれました。それぞれのグループは、似たような服装をして同じような音楽を聴いていたそうです。

日本で言えば、みゆき族とかカミナリ族とかたけのこ族でしょうか?違いますか、、

それぞれの族がどこから生まれ、何をもとめたか。ジョン•サベージさんの『イギリス「族」物語」を紹介しながら、そのなかでも大好きなロッカーズの項目をざっくり解説していきますね。

この本は、1950年代のテッズから、ロッカーズ→モッズ→スキンヘッズ→パンクス、、、
と、時代の流れに沿って11のユースカルチャーが解説されています。当時の族達のファッションや行動、聴いていた音楽なんかが族ごとにまとめられています。
1、テディ・ボーイ
2、ロッカーズ
3、モッズ
4、ビートニックとヒッピー
5、スキンヘッド
6、グラム
7、パンク
8、ニューロマンティック
9、古着ファッション
10、スタイル・カルチャー
11、マンチェスター

ロッカーズ

ロッカーズは、黒いライダーズジャケットとレザーパンツにブーツ、第二次世界大戦のパイロットの白いスカーフに、光るゴーグル、バッジやアクセサリー、そして最も重要なのは真鍮の鋲。真鍮の鋲を自分流に打つことによって、自分だけのオリジナルな革ジャンに仕立てました。
ジーン・ヴィンセントやエディ・コクラン、クリフ・リチャードなどロックンロールに夢中でした。
週末は「エースカフェ」のような幹線道路沿いのお気に入りのカフェに集まり100マイル以上を出して白線上を走る公道レース(ジーン・ヴィンセント曰く、「悪魔のレース」)を行いました。


このような感じで、ファッションや聴かれていたレコードやアーティスト、そのカルチャーを描いた映画、エピソードが詳しくまとめられています。

 

ナカムラは「パンク」の項目が読みたくてこの本を買いました。当時はパンク、モッズ、ロッカーズぐらいしか分からず、分かると言っても細かい部分では相当曖昧でした。

グループが違っていても、カルチャーにはっきりと違いがある部分と、重なり合っている部分があったりします。古いものから脱却するとき「反対の行動をする」カウンターアクションがあったり(あのグループは革ジャン着てるから、僕たちは革ジャンは着ない、みたいな)その辺りも解説してあります。

このほか、モッズVSロッカーズやパンクVSスキンヘッズなど族と族の戦いの話も熱くなります!
映画『さらば青春の光』でもバトルシーンがありました。

←『さらば青春の光』です

筆者のジョン・サベージさんは、1953年ロンドン生まれの音楽ジャーナリストです。当時のイギリスで起こっていたことを体験した方なんですね。羨ましいです。ピストルズのジョン・ライドンに「嘘つきのクソ野郎」みたいに言われていましたが、、、パンクのカルチャーが言わせた
のかも知れませんね。
個人的には、リアルタイムで体験した人のパンク話はもっと詳しくかいてもらいたかったです。とはいえ、いろいろなカルチャーが紹介されていてバランスよく全体を知ることができます。

それぞれの族については、詳しく書かれた本があると思いますが、全体を時代の流れに沿って知ることのできる良書です。
ぜひご覧になってください!

『イギリス「族」物語』、、amazonでどうぞ☠️

最後に、この本の全てを表している言葉を序文から一説引用しますね。

そこに1人の18歳の若者がいて、まだ世の中の何たるかを知らない。しかし、青年は人々に自分の言うことを聞いて欲しい、自分を見て欲しいと熱望している。そして、その狂おしいまでの願いが、我々が今見ている世界の見方を変えることにもなるのだ。

ジョン•サベージ 著 岡崎真理 訳 イギリス「族」物語19P 毎日新聞社

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

モッズでなくとも眺めるだけでも楽しい『WELLER』2号です!

 

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