ラモーンズ、名盤3rd ALBUM『ROCKET TO RUSSIA(ロケット•トゥ•ロシア)』を紹介!
かっこいいパンクロックを探しているパンクスのみなさま!パンク農民ナカムラです。
本日はラモーンズ、名盤3rd ALBUM『ROCKET TO RUSSIA(ロケット•トゥ•ロシア)』を紹介させてください!世界最高のパンクアルバムの一つです。ぼくが紹介するまでもなく最高です!
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Rocket to Russia
このアルバムは、1977年11月に発表された3rdアルバムです。この年の1977年1月に発表された2ndアルバム『Leave Home』からわずかな期間で制作されました。ビルボード200で49位、バンド初の全米トップ100アルバムになりました。
レーベルは、サイアーレコード。プロデューサーは前作に引き続き、トニー•ボンジョヴィとトミー•ラモーン。この作品を最後に、トミー•ラモーンはプロデューサーの仕事に集中するためにバンドを脱退してしまいます。
『クレティン•ホップ』『ロッカウェイ•ビーチ』『シーナはパンクロッカー』など強烈なポップソング、カバー曲『サーフィン•バード』(トラッシュメン)『ドゥ•ユー•ウォナ•ダンス』(オリジナルはボビー•フリーマン、ビーチボーイズもこの曲をカバーしています)も燃えるし、代表曲だらけの1枚です!
この後のジョーイの解説にも出てきますが、曲のストックがなくなりアルバムに入っている曲は新しく作ったものばかりだそうです。独創性、エネルギーがドバドバです。溢れてたんでしょうね!
ボビー•フリーマンの『do you wanna dance』
ビーチボーイズの『do you wanna dance』
『ROCKET TO RUSSIA』
- クレティン・ホップ – “Cretin Hop” – 1:56
- ロッカウェイ・ビーチ – “Rockaway Beach” – 2:06
- ゴーン・トゥモロウ – “Here Today, Gone Tomorrow” – 2:49
- ロケット・ラヴ – “Locket Love” – 2:11
- アイ・ドント・ケアー – “I Don’t Care” – 1:39
- シーナはパンク・ロッカー – “Sheena Is a Punk Rocker” – 2:49
- ハッピー・ファミリー – “We’re a Happy Family” – 2:40
- ティーンエイジ・ロボトミー – “Teenage Lobotomy” – 2:01
- ドゥ・ユー・ウォナ・ダンス – “Do You Wanna Dance?” (Bobby Freeman) – 1:55
- アイ・ウォナ・ビー・ウェル – “I Wanna Be Well” – 2:28
- アイ・キャント・ギヴ・ユー・エニシング – “I Can’t Give You Anything” – 2:01
- ラモーナ – “Ramona” – 2:38
- サーフィン・バード – “Surfin’ Bird” (Carl White, Alfred Frazier, John Harris, Turner Wilson) – 2:37
- ホワイ・イズ・イット・オールウェイズ・ディス・ウェイ – “Why Is It Always This Way?” – 2:22
部屋の片付けをしていたら、1995年のクロスビート(シンコーミュージック)が出てきました。およそ25年前の雑誌です。この本が出た時、メンバーはみんな生きていました。ジョーイ・ラモーンによる1st『RAMONES』〜『ACID EATERS』までアルバムの解説が出ていました。
今となってはとても貴重な記事なので、引用しながらRAMONESの3rdアルバム『ロケット•トゥ•ロシア』を紹介していきますよ!
以下、ジョーイ•ラモーンのアルバム解説の引用です。それではどうぞ!
「ロケット・トゥ・ロシア」ってのは、多分ディーディーとジョンのアイデアだったと思う。俺はこのタイトルに、障壁を突き崩すとかって見方をしてるんだ。最初の2枚は以前書き溜めてたものだったんだけど、今度のは大半がオン・ザ・ロードで書き上げた。この頃は1年365日、ほとんど毎日ツアーに出てたから、それが結果的に俺たちをバンドとしてタイトにしたんじゃないかな。とにかく活力、クリエイティヴィティに満ちてたよ。
アルバムの中には全員でコラボレーションしたものもあるし、誰かが一人で書いたのもあって‥‥‥例えば①はツアーでミネアポリスに行ってる時に書いたもので、あの街にはクレティン・アベニューって所があってさ、俺たちはそこにあるレストランでギグをやり、何か妙な人種がたくさん観に来たのを歌にした。②はクィーンズにあるロッカウェイ・ビーチって所があの頃みんなの溜まり場になってるんで、それについての歌ったもんだろ。③は俺が77年に作ったやつで、これには俺も好きだったサーフィン・ミュージックの旋律も入ったりしてるんだ。
「シーナ」はラモーンズ・ファンだった女の子の名前で、キッズが家を出て大人たちの手を離れ自分たちにとってヒップなものに向かって行くっていう、詩の内容も当時よくあった状況をそのまま描いてある。⑦は俺たちがみんなで一緒に暮らしてた時期のクィーンズでの生活を歌ったものだし、⑧のタイトルは俺が考え、社会状況が反映された内容で、曲は全員で寄ってたかって書いた。で、14はいい質問になっているだろう?
クロスビート増刊 Vol.1 1995 P185 インタビュー 大谷英之 通訳 ブライアン•バートン•ルイス/田村亜紀 シンコーミュージック
『シーナはパンクロッカー』
『ドゥ•ユー•ウォナ•ダンス』この動画はドラマーがマーキー•ラモーンに交代しています。
学生だったこのアルバムを聴いていた頃は、情報を集めるのが難しくて、カバー曲でルーツを教えてくれるラモーンズはいろんな音楽を知るきっかけをくれました。今は無料で動画を見たり、バンドの情報が手に入る•••いい時代になりました。まずは聴くべきですね。
RAMONESの3rd『ROCKET TO RUSSIA』ぜひ聴いてみてくださいね!
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